人は何故、カレーを食べるのか

 

皆は人間だろうか?

 

突然、こんな質問をしてしまって申し訳なく思う。

 

でも、どうしても聞きたい。

これを読んでいる皆は人間だろうか。

 

私はというと・・・人間をやめている。

正確には「今」人間をやめている。

 

人間をやめるというはどういうことか。

昔から人はよく「考える葦だ」と言われる。

 

 

私は、今から数分前に考えることをやめたのだ。

 

 

ここで皆に、もう一つ質問がしたい。

 

人は何故、カレーを食べるのだろう。

 

カレー・・・。

世の中には様々なカレーが存在する。

 

ラムララ、キーマ、海鮮、夏野菜・・・

今じゃ日本のどこにいてもカレー屋(インドカレー)がある。

 

そう、日本はカレーに溢れているのだ。

 

そんな場所に住んでいる我々は、おそらく、他の国よりカレーが好き。

私もカレーが大好きである。

 

人は何故カレーを食べるのか。

私は何故カレーを食べるのか。

 

数分前から、その問いだけが永遠と繰り返される。

 

答えを探して、目の前にある「残されたレトルトカレー」を見た。

 

中途半端に残ったカレー。

 

めちゃくちゃまずいカレー。

 

 

人は何故、カレーを食べるのだろう。

 

 

めちゃくちゃ不味いカレーは、答えを教えてくれない。

 

 

 

 

最高に肺ってやつだぜ

この間、人生初めての経験をした。

 

『入院』である。

 

デスクワークに疲れて体を伸ばしたところ、突然肩甲骨の左側が痛んだ。

その時は背中がつったのだと思った。

 

だが状況は違った。

まだ痛むからと明くる日に病院へ行くと、看護婦が半笑い

 

「どうやら気胸みたいだよ」

 

と告げてきた。

 

なんと左肺に穴が空いていたのだ!

レントゲンでみると、肺が半分以上しぼんでいる。

 

そこから気胸に対応できる病院から病院へ、徒歩で移動することになり(最終的には入院した)

半笑いの看護婦さんのことを考えながら向かった。

 

どうして半笑いだったのか

 

こっちは肺が半分以上、萎んでいるんだぞ

 

もしかして「どうやら気胸みたいだよ」と言われた時に

「はい?」と聞き返したからだろうか。

 

 

思い返してみて、完治した肺は痛まないが心が痛くなってきた。

 

 

 

 

 

 

麦茶

夏になると麦茶が飲みたくなる。

しかし、わたしは麦茶が嫌いだ。

 

小さい頃に母がよく麦茶を作ってくれた。

冷蔵庫を開ければ、白い蓋のついた透明な容器にいつも入っている。

恐らくそういう家庭は少なくないと思う。

わたしもその家庭のひとつだ。

 

ただ、うちの麦茶は…

めっちゃ不味かった。

 

当時のわたしは子供なので、外で喉が渇いても水飲み場以外では潤せない。

結果、家に帰り冷えた麦茶を飲む。

 

いつもある麦茶。

いつも…

 

あれ、この容器いつ洗ってるの?

 

わたしは気付く。

 

これ(容器)、洗ってないぞ。

 

そこに気付いてしまったからには、もう止まらない。

よく見ると、麦茶が入ってる容器のフタ部分…何かこびりついている!

 

緑色とも灰色とも、はたまた茶色とも言えない何か。

指でこすると取れる。

 

今思えばアレはカビなのだが、子供なのでわからず。

ただ言えるのは…

子供ながらにずっと思っていた…

 

うちの麦茶不味くね??

 

これの原因が洗ってない容器だったとは。

 

その日から麦茶を飲まなくなり、いつしか「麦茶=家の味=不味い」になった。

 

でも、やっぱり暑い日には冷えた麦茶が飲みたくなる。

不味くたって飲みたくなる。

 

きっとこれが「夏の味」なのかもしれない。

夏って、不味いなあ。

 

 

1000mlの恋

去年の今頃、東京へ越してきた。

そしてわたしは、運命の出会いを果たす…。

 

なんと、都会のスーパーには

 

1000mlの生クリーム

 

が売っているのだ!!

 

 

幼い頃から生クリームに目がなく、何度パフェのヨーグルトに騙されたことか…。

 

1000mlの生クリームは、冷凍で販売されている。

大人になったわたしはそれをニコニコしながら購入し、大事に、それはもう本当に大事に持って帰る。

 

その時の冷たさと重みには大興奮である!

これからコイツは自宅の冷蔵庫で解凍され、数時間後には口どけなめらかな真っ白ほわほわホイップになるのかと思うと…。

 

んンンンンンッ!!

 

 

東京に越してきてからは、毎日幸せである。

 

何故ならば、私は1000mlの恋を現在進行形で叶えているからだ。

 

 

 

 

 

ヒートテックと夏の夜

今朝は体が怠かった。

理由は簡単…

 

昨夜、クーラーのかかっていない夏の夜を「ヒートテックと長袖パジャマ」で過ごしたからだ。

 

何故か。

それは、ヒートテックしかシャツをもっていないのだ。

(パジャマも長袖しかない)

 

ユニクロの肌着は素晴らしい。

その素晴らしさ故に、ある冬、シャツを大量に購入した私。

普段衣類なんか買わないものだから、なんだか興奮してしまいスキップをして帰った。

 

肌着富豪になった私は、「大量にあるし、新たに買う必要ないな〜」と夏になっても調子をこく。

 

その結果、隣人から頂いた船橋屋の美味しい葛餅すら喉に通らない程に体調を崩してしまった…。

肌着富豪。

驕れる人も久からず。

 

祇園精舎の一節を持ち出して賢さアピールをする…。

しかし、どう考えても夏の夜にヒートテックと長袖パジャマを着るのは馬鹿だった!

 

醤油牛乳

今日の昼ごろ、コーヒーを飲もうとキッチンへ向かった。

ここ最近は夏なので、どうもアイスコーヒーが飲みたくなる。

 

床に置いてある、原液が入ったペットボトル。

それをヒョイと持ち上げ、コップに入れようとした時だった。

 

あれ…いつもと形状が違うぞ…

 

それには『丸大豆醤油』と書かれていた。

 

いつも私はアイスコーヒーにミルクを入れる。

もし、気付かずにこのまま注いでいたら…

 

あまり考えたくない。

 

 

予測変換

私は普段、パソコンで絵を描いている。

イラストにしても漫画にしてもデジタル派だ。

 

いつものようにレイヤー管理をしやすいよう、名前をつけようとした時だった。

『ベタ』とタイピングをし、変換のためにスペースキーを押す。

 

私の頭の中では『べた』は『ベタ』にしかならず、他のものに変換されるなど考えもしなかった。

 

『下手』

 

気付いた時には、こう命名されいていたのだった。

 

思わず二度見をする。

予測変換に言われてしまうとは…。

 

うるさいな、と思いながらレイヤー名を『上手』に変換しておいた。