最高に肺ってやつだぜ
この間、人生初めての経験をした。
『入院』である。
デスクワークに疲れて体を伸ばしたところ、突然肩甲骨の左側が痛んだ。
その時は背中がつったのだと思った。
だが状況は違った。
まだ痛むからと明くる日に病院へ行くと、看護婦が半笑いで
「どうやら気胸みたいだよ」
と告げてきた。
なんと左肺に穴が空いていたのだ!
レントゲンでみると、肺が半分以上しぼんでいる。
そこから気胸に対応できる病院から病院へ、徒歩で移動することになり(最終的には入院した)
半笑いの看護婦さんのことを考えながら向かった。
どうして半笑いだったのか…
こっちは肺が半分以上、萎んでいるんだぞ…
もしかして「どうやら気胸みたいだよ」と言われた時に
「はい?」と聞き返したからだろうか。
思い返してみて、完治した肺は痛まないが心が痛くなってきた。